揮発性油とは
揮発性油は油絵具や乾性油を薄めるときに使います。
揮発性油は水のように空気中に揮発して乾燥します。
揮発性油自体には固着力がほんどありません。なのでリンシードなどの乾性油(接着成分)と混ぜて使います。
揮発製油の種類
テレピン
松脂から生成された植物性揮発性油です。ターペンタインと呼ぶこともあります。
揮発速度が速く、溶解力も優れています。ほんの僅か黄変性があります。
描いたところを修正したいとき、布にしみ込ませたテレピンで生乾きの絵具をふき取りることもできます。
テレピンは使用時に臭いを伴います。人によっては気分が悪くなる可能性があるので換気をこまめに行いましょう。
ぺトロール
石油系の揮発性油。
テレピンよりも溶解力が弱く揮発スピードもテレピンに比べて遅いです。
ダンマル樹脂を溶解しワニス(ニス)を作りたい場合はテレピンを使用しましょう。
ペトロールでダンマル樹脂を溶解した場合ワニスが白濁する可能性があります。
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