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スプレーガンのコンプレッサーとは
コンプレッサーは圧縮した空気をスプレーガンに送る道具です。
スプレーガン以外にタイヤの空気入れやサンダーなどのエアツールに使用されます。
空気圧縮時に稼働し一定の空気が貯まると動作を止めます。
コンプレッサー選びの5つのポイント
1 オイル式とオイルレス式
コンプレッサーにはオイル式とオイルレス式があります。
- オイル式
オイル式コンプレッサーは耐久力がありますが、空気にオイルが混じるため塗装にはあまり向きません。半年に一回はオイルの交換が必要となります。 - オイルレス式
オイルレス式はオイル式に比べ耐久力に劣り連続で使用できる時間が限られますが、非常に扱いやすく空気にオイルが混ざることもありません。塗装を行いたい場合オイルレス式がオススメです。
2 電源
コンプレッサーを一般家庭で使用する場合コンプレッサーの電圧が100Vでなければ使用できません。
また、メーカー名がわからない特売品などは100Vで使用できると明記されていても実際は200V必要だったなんてこともあります。商品レビューがある際は必ず確認しましょう。
3 空気圧力
コンプレッサーには最高圧力が「Mpa(メガパスカル)」という単位で記載されています。
スプレーガンなどのエアツールには必要な「空気圧力(Mpa)」が設定されていて、コンプレッサーに記載されている「空気圧力(Mpa)」がエアツールの「空気圧(Mpa)」を上回っていなければ機能を十分に発揮することができません。
3 吐出空気量とタンクの大きさ
吐出空気量はモーターがタンク内に生む空気の量です。
モーターがタンク内に空気をため、タンク内の空気を使うとコンプレッサーの空気圧は徐々に下がります。ある程度下がるとコンプレッサーが自動的に動き出し空気をタンクにためます。
タンクが大きいほど高い圧力で持続して空気を使うことができます。
タンク増設の注意点
タンクを増設してもコンプレッサーに記載されている空気の最高圧力は上がりません。
タンク増設のメリットは、高い圧力を維持して空気を吐く時間を増やせることです。
5 騒音
コンプレッサーは動作音があります。購入の際は「「騒音(dB)」を確認しましょう。
メーカーによっては清音タイプのコンプレッサーがあり動作音を抑えることができます。
動作音を抑えたい場合、コンパネ、石膏ボード、スタイロボードで防音ボックスを作りましょう。
コンプレッサー動作音比較オススメ動画
一般家庭で使用できるオススメのコンプレッサー
EARTH MAN 静音オイルレスコンプレッサー 39L ACP-39SLA
コンプレッサー選びまとめ
- 絵を描く人はオイルレス式を選ぶ。
- コンプレッサーの電圧が100Vのものを選ぶ。
- コンプレッサーの空気圧力がスプレーガン推奨空気圧力を上回っていなければならない。
- コンプレッサーの吐出空気量がスプレーガンの空気使用量を上回ってなければいけない。
- 一般家庭で使用する場合清音タイプを選ぶ。
コンプレッサーを置く場所の注意点

コンプレッサーを塗装する部屋に置いてしまうと塗料のミストをコンプレッサーが吸い込んでしまいます。
塗装する部屋の外にコンプレッサーを置き、エアホースを引き込んで塗装することをオススメします。
コンプレッサー使用後のメンテナンス
空気を圧縮する際に空気中の水分がタンクに溜まります。
使用後は電源を切り、タンクの下にある「ドレン抜きバルブ」をあけタンク内の水を抜きましょう。
タンク内水抜き手順はこちらで解説
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