刷毛を使ってキャンバスに下地剤(ジェッソ)を塗ります。

オススメポイント
下地塗りは複数のキャンバスを同時に塗ると非常に効率がいいです。
下地塗り必要なものリスト
画材は世界堂と100円ショップで購入できます。
- 刷毛(ナムラ)
- ジェッソ(ホルベイン粒子サイズM)
- ジェルメディウム(ホルベインジェルメディウムハード)
- 水
- キャンバスを張ったパネル
- ヘラ
- ジェッソを入れる容器
- はかり
下地塗り工程
今回使う下地剤は「ジェッソ」「ジェルメディウム」「水」を混ぜて作ります。
ジェルメディウムはジェッソの接着力向上と水砥の時に下地が極端に崩れるのを防止するために入れています。配分はジェッソ600g、ジェルメディウム50gです。
ジェルメディウムは水と混ぜるとダマなりやすいのでジェッソとジェルメディウムを先に混ぜてから水を加えます。加える水の量は50gです。
ジェルメディウムと水を混ぜたジェッソをキャンバスに塗ります。
刷毛は抜け毛が少ない「ナムラ」を使用
角にジェッソがたまるので指でふき取ります。
下地に刷毛の毛が落ちてしまった場合、刷毛の角で毛をすくうように取ります。
乾燥させて重ね塗りをする
一度塗ってから30分から40分下地を乾燥させ、2層目の下地を塗ります。
乾燥→重ね塗りを繰り返し15層下地を重ねます。
15層下地を塗ったら丸1日乾燥させます。
下地をけずって平滑にする
ある程度厚みを持たせた下地を耐水ペーパーでけずって表面を滑らかにしていきます。
下地けずり必要なものリスト
- 絵具(グレー)
- ジェルメディウム
- 刷毛
- 改造済みサンダ(マキタ)
- 耐水ペーパー(240番と400番)
- バケツ
- タオル
- 当て木
- 下地剤(ジェッソ+ジェルメディウム+水)
グレーの絵具を塗る
グレーの絵具を下地に塗ることで、けずるときに凹凸がわかりやすくなります。
白と黒の絵具とジェルメディウムを混ぜてグレーの絵具を作ります。
グレーの絵具に水を加えます。絵具はかなり薄めです。
サンダによる水研ぎ
耐水ペーパーを付けた改造サンダで下地を水砥ぎします。
水砥ぎのメリットはやすりにけずりカスが詰まらないいことです。
カスがつまらないので研磨力が極端に低下することはありません。
また、けずりカスがダマになり下地を傷つけることもありません。
サンダ改造記事はこちら
注意点
サンダを使用した水砥ぎはメーカーが推奨するものではありまん。
サンダを用いた水研ぎは自己責任でお願いします。
下地けずりの手順
耐水ペーパーを3等分にカットします。
サンダに240番の耐水ペーパーをつけます。
水をしみ込ませたタオルでパネルを濡らしサンダで下地を水砥ぎします。

写真のように、少し凹凸が残る状態まで下地をけずります。
けずった後、下地剤(ジェッソ+ジェルメディウム+水)を4層塗ります。
下地剤を塗ったら再び凹凸チェック用の絵具を下地に塗り一日乾燥させます。
凹凸チェックの絵具が完全に消えるまで表面を平滑に整えます。
簡単に傷がついてしまうので力の入れすぎには注意です。
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